ユリアナ 営業所ニュース 洗浄成分を考える⭐️ 2019年05月21日 (火)


先日本社のヘアケアセミナーに出席させて
いただきました。
シナリー製品は洗浄成分だけでなく、
保護保湿成分に大きく比重をかけていることを
しっかり伺い、嬉しくなりました。

また、世間的には自然派、安全を謳い
ネットで検索すると上位を占める製品が
非常に微妙な成分を使っていることも、
とても考えさせられました。

コカミドDEAのように、
ココナッツオイルに、水に馴染む部分を
っつける方式多いようですね。

そこで
よくみかける3つの洗浄成分について調べてみました。


<コカミドDEA、コカミドプロピルベタイン、ラウレス硫酸ナトリウム>
これらは全て植物油
(ココナッツオイル)を原料として合成さ
れた洗剤である。
ラウレス硫酸ナトリウムは石油由来もありえる

洗剤は水に馴染む部分と油に馴染む部分
からなる。

名前のうちコカミド、ラウレスは油に馴染む部分。

名称の残りの部分が水に馴染む部分である。
二つをくっつける過程で不純物が生じる。


コカミドDEAは洗浄性は劣るが、泡立ちはよく
石鹸の補助に用いられる。
国際がん研究機関が発がんの可能性を示唆した。
擁護派は発がん性をもつ原料のdeaがそのまま
不純物として残ったためと主張する。

コカミドプロピルベタインは
電気的に2つの性格を併せ持つ洗剤。
通常の石鹸の刺激を和らげる働きを持つ。
皮膚や粘膜への低刺激性には多くの根拠あり。
しかし合成過程での不純物を除ききれない製品は
一部の人に刺激をもたらす。
接触皮膚炎協会はコカミドプロピルベタインを
アレルギーの原因となりうると判定。

ラウレス硫酸ナトリウムは
強力なアルカリ性合成洗剤である
ラウリル硫酸ナトリウム(SDS)の改良型。
SDSは小さくて皮膚への浸透力が高いので
これを大きくして浸透力を弱めている。
しかし洗剤としての力は強いため当然刺激は強い。
合成過程での不純物ジオキサンは国際がん研究機関により
発がんの可能性が高いと分類されている。

<監修 前東京大学大学院医学系研究科准教授

神野茂樹>

 

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